施工事例 新築
半田市桐ヶ丘 2011年冬
半田市桐ヶ丘K様邸
シャビーな感じがお好きなご夫妻のイメージは「ぼろ可愛いい家」。
お施主様のブログ
等級3相当
2×6工法
樹脂サッシトリプルG+複合ペアG
セルロースファイバー
EPSパネル
カルクW
全館空調
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純白の外壁に天然防虫防腐木材のレッドウッドがアクセントとなって<きりっと>した外観になりました。軒下まで塗り込んだスイス漆喰が、全体をすっきりさせてもいます。フェンスまでこだわったレッドウッドが統一感をまして、少し飛び出たウッドデッキ、物干しの為に伸びあがったバルコニーも違和感がありません。
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玄関ドアを中心に左右のバランス良く、質量的シンメトリーに配置された K 邸のエントランス。 ドアの左には、小窓、右側にメールボックス、その下に新聞受け、小窓の下には、アクセサリーフック。 雑誌の一ページを抜き出したようなシーンです。
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玄関を開けると、奥様が御贔屓にしていたお店の遺品?となったステンドがお迎えします。玄関ドアとも共通するアメリカのアンティークガラスが嵌めこまれています。天井から吊下がった照明は、お施主支給のペンダント。
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リビングの奥に見えるダイニングの天井には、付け梁がアクセントを加えています。窓は、アンダーセンの 400 シリーズ、木製の枠に樹脂を被覆した優れもの。北側に面した大きな掃き出し窓は、気密と断熱が重要なポイント。
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南側に付いたキッチンは、隣家との配置で、窓を小さくしています。白い壁に白いタイルのキッチンカウンターと、杉板の無垢で造ったコンロカウンター。杉板は、不燃加工を施し、万一に備えてあります。階段は、ご主人の力作でもある杉板のブラッシング。 (ワイヤーブラシで表面を磨くことにより、杉の柔らかい部分が除かれ木目が美しくなります。)
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階段の手すりはフラットバー(鉄の平板)を加工したもの。幅を 50mm にするのか、 60mm にするのか最後まで悩みました。 壁は、コーラルパウダー(サンゴを砕いて練り込んだ物)を塗っています。 階段の踏み板が浮いているような壁に埋め込まれた感覚。
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2階廊下の手すり壁を利用した本棚。棚の奥行きを確保するために、腰壁を造らずに箱として造り設置しました。天板には、階段で使用した杉のブラッシングを載せて、連続性を。
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脱衣室に入る洗濯機が露出するのを防ぐためルーバー(空気が通う扉)の折れ戸を付けました。洗面器はお施主支給の< IKEA >の陶器製。水栓はグローエ社製。白いタイル張りのカウンターと良く似合います。写真では隠れて見えないが、壁の裏側に棚が埋め込まれています。
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トイレの床や脱衣室、キッチンの水回りはすべてタイル張り。確かに、無垢の床にすると神経を使う必要があります。カウンターは杉板無垢。近代的なデザインを好まず、ややレトロな物で囲まれた空間を選ばれたのは、デザインの普遍性を大事にして過渡的な最新デザイン(一時の流行に流されない)弊社の姿勢とどこか共通しているような…。